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「徹底分析 日vs.米 陸海軍基地」 歴史群像太平洋戦史シリーズ [太平洋戦争 読書の巻]


仕事柄日本の白地図に県名を入れるぐらいさくっと出来ちゃうほど
日本の地理は自信があるのだけれど、世界地図はまったく頭に入ってないRui。

これでは太平洋戦争を勉強するのにかな~り差支えがあるだろ!ってことで、
百均で世界地図は買ったので、日本軍が進出(?)した場所は
だいたいわかった!

しかし、「実際のところ、どんな感じの基地だったんだ?」
とか、「どのような戦略的な意味でそこにつくったんだ?」
とかいう素朴?なる疑問をもったのがこの本の購入の動機である。

今まで読んだ本にも基地の事は色々書かれてたのであるが、
いちいちどの本にかいてあったっけ?と探すのが面倒、
というのが本音だったり。


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=目次=(*印はRuiの補足)

特別折込 トラック環礁基地マップ
       ラバウル航空基地マップ
       日米基地推進マップ1941~1945

COLOR図解Ⅰ 日米四大基地
 連合艦隊の最重要泊地  トラック環礁  *日本
 攻勢主軸を担う一大航空基地 ラバウル  *日本
 工廠を有する太平洋艦隊の母港 ハワイ  *米国
 アジアに打ち込まれた楔 マニラ/コレヒドール *米国

COLOR図解Ⅱ 徹底解剖 日米主要基地
 南方進攻の出撃拠点 台湾   *日本
 マレー航空作戦の起点 南部仏印   *日本
 内南洋を統べる不沈空母 パラオ諸島   *日本
 米北太平洋艦隊の根拠地 ダッチハーバー  *米国
 南方資源地帯へのターミナル ダバオ/ホロ島  *日本
 豊富な燃料と充実した補修施設 セレター/リンガ  *日本
 米豪連絡線の防波堤 ヌーメア/エスピリトゥ・サント島  *米国
 南太平洋の制空権を握るソロモンの鍵 ガダルカナル  *米国
 密林に急造された飛行場群 東部ニューギニア  *日本
 サイパン防衛の出撃拠点から地下要塞ヘ 硫黄島  *日本
 米軍初期反攻作戦の足掛かり エニウェトク環礁  *米国
 フィリピン攻略へのステップ・ボード ウルシー環礁  *米国
 滑走路20本、航空機2000機が展開可能 マリアナ諸島  *米国  

太平洋戦争前史●変転する日米の戦略
 アメリカ海軍の膨張と日米の確執
 日米国力比較 資源と生産力の大いなる格差
 対米戦略と漸減邀撃戦構想
 対日戦略と「オレンジ計画」

徹底比較●日米基地の実相
 基地建設部隊比較 帝国海軍設営隊vs.シー・ビーズ
 洋上補修能力比較 工作艦 明石vs.サービス スコードロン
 上陸部隊比較    第5師団vs.海兵隊
 シーレーン構想比較 資源の有無に起因した対極の輸送形態
 インフラ比較     戦闘部隊を支える基地の施設
 基地攻防の戦術分析 島嶼防衛vs.上陸作戦

戦闘ドキュメント●基地をめぐる日米の激戦
 ソロモン・ニューギニアへの重き扉 ラバウル航空戦
 日米両軍に課題を残した初の強襲上陸戦 タラワ邀撃戦
 失敗に終わった水際防御構想 サイパン防衛戦
 海兵隊に大損害を強いた地下要塞 硫黄島攻防戦

コラム
 基地の種類と役割
 海軍陸戦隊
 基地で働く車両たち

日米陸海軍太平洋基地マップ
日米陸海軍主要基地データベース

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あ”~~~~疲れたっ!
途中でよっぽどやめようかと思っちゃったよ(^^;

ちなみに*印は本を見ないでも書けました!
その程度にはRuiの知識もどうにかこうにか増えたようだ。

折込のラバウルとトラック、日米基地推進マップはカラーで綺麗だし
各項目ごとに掲載されているカラーの地図、や図、写真なども豊富でなかなか親切。

今も残る三連装機銃や零戦の残骸、米軍の戦車や臼砲、
浅瀬に沈んだ零戦が「つわものどもの夢の跡」な感じ。

ただ、主要基地のみクローズアップされているので、
「私の隊長」菅野大尉が活躍したヤップや、水上機基地のショートランド、
日本軍側が進出してた時のフィリピンマニラのクラーク飛行場群や、
ラバウルの前進基地(?)のブインなどがないのはちょっと不満だったり。

まぁしかし、このお値段(2,000円也)でこれだけの充実度であれば
それ以上を望むのは贅沢であろう。

「徹底分析」と銘打ってあるだけあって、主要基地に関しては
データも充実しており読み物としても楽しめるお得な本である。


日VS.米陸海軍基地―太平洋をめぐる拠点争奪戦と戦略・戦術のすべて (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (28))

日VS.米陸海軍基地
―太平洋をめぐる拠点争奪戦と戦略・戦術のすべて
(〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (28))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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