「太平洋戦争海戦全史」 [太平洋戦争 読書の巻]
歴史群像シリーズです。
「ビジュアル詳解」とのサブタイトルどおり、
豊富なイラストと図解で、しかも全ページカラーでなんともゴージャスな本です。
「南雲機動部隊4ヶ月の軌跡」「ハワイ作戦時太平洋日米艦艇全展開図」
「太平洋戦争日本軍艦喪失一覧」(地図に喪失地点が記されてます)
「マリアナ沖海戦―日米バトルオーダー」が付録(?)でついてます。
ビジュアルで解説されている本は非常にありがたい。
最近の地道な勉強(ていうより、読書?)でちょっとカジッた海戦や、
名前だけは知っている海戦の概要がこれ一冊でさくっと解り便利な本。
第一部 開戦100日の栄光
第二部 ターニング・ポイント
第三部 ガダルカナルの隘路
第四部 ソロモン・ニューギニアの激闘
第五部 決戦
それぞれの海戦の解説と部隊の進路、イラスト、各部ごとに解説されている戦略分析と、
「WEAPON FILE」と表された艦艇、飛行機の解説など、とても親切で飽きない本です。
まだ全部は読んでないのですが、
読書しながら海戦名が出てきた時に事典として使ってます。
内容はとても勉強になるうえに、イラストの迫力がなんともいえません。
出来れば見開きページじゃなく、(見開きだと真ん中が...)
大型本でイラスト集にまとめて欲しいくらい。
とくに裏表紙にもなっている「夕陽を受け沈みゆく蒼龍」がお気に入りです。
静かな風景に見える中になんだかとても切なく、悲しく、
やりきれない感じになるイラストです。
ほんと、イラスト集でないかなぁ。
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