「闘う零戦―隊員たちの写真集」 渡辺 洋二 著 [太平洋戦争 読書の巻]
先月の「闘う海鷲―隊員たちの写真集」で
Ruiの期待が大きすぎたのか、
意外に隊員たちの写真が少なかったので、
リベンジ??のつもりで購入!
や、「闘う海鷲」も気に入っているのだが、
隊員(ていうか、人)にこだわってるので。
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=目次=
・はじめに
・完勝 1940.8-1941.6
・長征 1941.11-1942.5
・南進 1941.12-1942.5
・蹉跌 1942.6-1943.7
・攻防 1942.4-1944.1
・島嶼 1942.12-1944.4
・大敗 1943.9-1944.6
・深傷 1944.5-1944.12
・突入 1945.3-1945.6
・落日 1944.9-1945.8
・操縦席
・部隊記号
・撃墜マーク
・機銃
・空対空爆弾
・例外的懸吊
・写真銃
・新機到着
・擬装
・別杯
・食事
・部隊葬
・整備
・兵器整備
・飛行訓練
・地上訓練
・訓練用機
・零式練戦
・事故
・二式水戦
・あとがき
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目次書くだけで疲れちゃったよ(汗
各タイトル、時期ごとに「闘う零戦」と「隊員たち」の写真が掲載されている。
出撃前の様子や、愛機の前で「にっこり」な写真、
なかには歩調を合わせて歌詞を片手に行進?しながらの軍歌演習の写真など
ちょっと変わったものもある。
「・操縦席」のところに載っているメーター周りの写真や、
操縦席に座っている搭乗員を斜め上から撮ったものなど
素人Ruiには非常に参考になった。(なんの?)
あんなに狭い所に何時間も座って、
長駆ガダルカナルへ攻撃に行ってたと思うと
Ruiの長距離なんて、オートクルーズにエアコン完備、
フカフカのシート(跳ねた時にエアがプシプシ言ってクッションとなるやつ)
広々の車内、眠くなったら後ろのベット、
運転中は食べ放題?飲み放題?歌い放題?なので文句言えない。
とても印象に残った写真は、
「・落日」のタイトルページの、鳴尾基地で子どもたちと談笑する搭乗員の写真。
向かい合って話しているところを横から撮ったものだが、
332空の越智明志上飛曹の笑顔がとても優しげでよい感じ。
戦後すでに63年が経とうとしているが、
昔のことと風化させるにはあまりにも多くの血が流れたこの歴史を
この本に写っている「人」たちを見て、
この国を守ろうと命を賭した人たちがいたことを感じて欲しい。
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